瀬良明さん他が多数の俳優が出ていた 『手錠をかけろ』

別の要件があったので、阿佐ヶ谷に行き、ついでにラピュタに。

「招待券がありますよ」と会員カードに挟んだ紙を見て言われ、

「そう」と聞き、見直してもらうと「8月26日まででした」とのことで、正式に券を買って『手錠をかけろ』を見る。

7月に中村登の『結婚式・結婚式』を見て以来、来ていなかった。

監督の日高繁明は、黒澤明の助監督もやった人で、スリラーものが多く、1960年代は東映に移籍して娯楽作品を作った。

佐藤允主演の警官ものだが、実は音楽隊員と言うのが珍しい。

叩き上げの所轄の刑事で佐藤の父の三津田健は、「楽隊屋」に成り下がったことが不満。

だが、最後佐藤允は潜入捜査で、下町に起きた二つの殺人事件を解決し、女性売買一味を逮捕する。

文学座の三津田健が唯一の例外の俳優で、上は池部良から、有島一郎、東郷晴子、山茶花究、さらには佐田豊まで出ている。

東宝のAフォーム契約俳優から、俗に大部屋と言われるCフォーム役者まで、総て出ている作品。

中でも、浅草警察署の刑事係長で、瀬良明さんが出ているのが嬉しい。

この人も、一度見たら忘れない顔で、昔の日本人によくいた所謂「ひよっとこ顔」なのである。

こういう顔つきの役者、今はいなくなりましたね、現在は皆イケメンであるのだから、面白くないのである。

阿佐ヶ谷ラピュタ

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