公共上映会について

昭和30年代、学校の校庭や体育館、公民館、区民ホール、図書館等で盛んに一般娯楽映画を上映する「公共上映会」が開催されました。故あって調べているのですが、資料がなくて困っています。是非情報をお寄せください。昔、映画『四万十川』で皇太子(現天皇)のご成婚のニュース映画が上映されるシーンがありましたが。

私は、昭和30年頃大田区民会館で溝口健二の『近松物語』、五所平之助の『黄色いカラス』、学校で美空ひばりの『たけくらべ』、神社の境内で中村錦之助の『織田信長』を見ました。
実は『近松物語』は、それとは全く知らず、30代になって並木座で見ていて、最後の磔となる長谷川一夫と香川京子が裸馬で引き回されるシーンに来て、「区民会館で見た映画は、これだったのだ」と気がついたのでした。子供心には、とても暗いいやな映画と記憶していたのです。

是非、皆さんが見た様々な公共上映会の情報をお寄せください。お願いします。

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コメント

  1. 弓子 より:

    こういうお話大好きです。
    全部夏休みの時でした。

    町会だったか、子供のイベント会だったかの広場で見た。
    美空ひばりの映画で
    睡魔に勝てず居眠りして目を開けると、ひばりが
     ♪やぁ~~まぁ~~の牧場ぁの~♪
    の歌声と、ひばりのアップが心に残ってます。

    姉の高校の校庭で
    「若の花物語」 をみました。
    男のお子さんを亡くされた場面が
    子供心に悲しかった覚えがあります。

    こちらも同じ校庭で
    「川上哲治物語」 (背番号がタイトルだったかもしれません。)
    野球に興味ない頃で、
    カーン!!カーン!!とやたらに打つ音の
    球場シーンしか気億にありません。

    あと、当時通っていた小学校で
    裕次郎の「紅の翼」を見ました。
    流れる歌と、弾けるような笑顔がかっこよかったです。
    今 思うと裕次郎の人気がピークどきで
    こういうフィルムを借りる場合の代金は
    どのようになっていたのか知りたいところです。

    オペラの藤原義江、タンゴの藤沢嵐子のおっかけだった父親は

    ひばりがラジオで流れるとすぐ消してました。
    (ひばりさん、ファンの皆さんご免なさい)
    ですから、映画を見られることが嬉しくてたまりませんでした。