小林一三の言葉 「週刊朝日が当たっているときはサンデー毎日を作ればよい」

小林一三の言葉で面白いのは、「週刊朝日が当たっているときはサンデー毎日を作ればよい」である。

演劇評論家千谷道雄氏の『幸四郎三国志』に書かれていることである。

歌舞伎界から、先々代の松本幸四郎と共に1961年に東宝演劇部に移籍した千谷氏は、ある日、演劇担当重役・菊田一夫らと、幸四郎一座のための新企画を議論していた。

そこに小林一三が現れ、この「週刊朝日が当たっているときはサンデー毎日を作ればよい」と言ったそうだ。

これは、何か当たっているときは、それに近く類似したものをやればヒットするとのことで、ある意味で関西的な発想だとも思える。

昔、民主党政権下の「事業仕分け」での、蓮舫議員の「2位じゃ駄目なんですか・・・」が話題になるが、あれは科学技術のことで多少異なるが、経済的事業については小林説が正しいと私は思う。

利益を上げるべき経済活動としては、当然のことである。

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