個人名をつける日本での例外

アメリカの駐日大使としてケネディ大統領の娘キャロライン・ケネディが赴任してきた。

彼女の名キャロラインを歌ったのが、二ール・ダイヤモンドの『スイート・キャロライン』であるのは有名だろう。

また、二ール・セダカのヒット曲『オー・キャロル』は、ニューヨークの高校の同級生だったキャロル・キングのことであり、その返答にキャロル・キングは『オー・二ール』を歌ってレコードにしている。

さて、日本の実在の人物が外国のミュージシャンに歌われたのでは、『ジョンとヨ―コのバラード』の小野洋子の他では、セネガルのユッスー・ンドールの『ミヨコ』として歌われた秋山美代子さんぐらいだろう。

      

もっと、日本の人間が歌われて良いと思う。

日本では、公共施設等に個人名を付けることはきわめて少なく、あるのは東大安田講堂くらいだろう。

だが、海外では非常に多く、ニューヨークのJ・F・K空港、パリのシャルル・ド・ゴール空港は有名だが、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロには、アントニオ・カルロス・ジョビンから名づけられたトム・ジョビン空港がある。

さらに、日本では私立大学の名称も個人名は少なく、あるのは跡見、山脇、大妻等の女子大である。

慶応大学は、福沢大学でも良かったと思うのだが。フランスにはポール・ヴァレリー大学というのがモンペリエにあるほどだ。

日本の男性関係では、紳士服メーカーで、オンワード樫山、コナカ、青山、アオキ等はすべて創業者の名前である。

やはり謙虚であることを旨とするのが、日本人の国民性なのだろうか。

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