岡本監督は、大部屋俳優を使いすぎ?

夜、岡本喜八監督の『江分利万氏の優雅な生活』を見て、非常に面白かった。
だが、いわゆるBフォームと言われた大部屋俳優が多数出ている。
Aフォームと言われたスター級は、小林桂樹と新珠三千代だけではないだろうか。
他は、父親の東野英二郎のような他組織の人間を除けば、ほとんどが大部屋の人たちである。
こうした当時、東宝が抱えていた多くの人間の存在は、テレビの進出で、苦境に陥っていて、すぐに大リストラをする映画製作会社にとって、ある種の「反逆」にも見えたのではないだろうか。
岡本は、このような文芸作の他、『侍』『日本の一番長い日』などの大作を作っていたのに、東宝を首になってしまうのは、こうした「大部屋俳優の出演作」もあったのではないかと思うのだ。

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