昨日、10月12日は、池上本門寺のお会式だった。
お会式とは、日蓮宗で日蓮上人寂滅のこの日に、その死を弔う祭典である。
特に、本門寺は、日蓮上人が実際になくなられたところなので、首都圏の日蓮宗のお会式の中でも、多分最大のお会式になる。
当日は、大田区立池上小学校と大森第四中学はいつも臨時休校、前日11日も午後は休みだった。
この時期は、お会式を一年で最大の稼ぎ時とする商店主等も多く、子供も当然店を手伝っうからである。私の家は、商店ではないが。
10月12日は、朝からわくわくする日だった。
本門寺の参道には、様々な出店が並び、お山には見世物小屋も出る。
ハブの薬売り、泉州刃物等の大道芸人も午後にはやってきて芸を見せる。
そして、夜には万灯の行列になる。
万灯とは、五重の塔を模した櫓に花で周囲を飾った山車だが、大抵は人が担いで歩く。
その前は、纏が威勢良く露払いして進む。
万灯の後は、太鼓を叩く者の集団で、「だんだん良く鳴る法華の太鼓」である。
ともかく威勢が良いのが、日蓮宗のお会式の特徴。
祭りの神輿行列のようなものだと思ってもらえばよいだろう。
極めてにぎやかなパレードなのだ。
そのリズムは、昔は4拍子だったが、最近では2拍子に変わっている。
どんどん威勢がよく、テンポも速くなっているはずだ。それも時代だろう。
そして昔は、この日辺たりからセーターを着たものだが、今はそんな必要はない。
やはり、地球は温暖化している。