なぜ、チリで商店を襲う等が起きるのか

先週、チリで大地震が起きた。
勿論、それ自体が悲劇だが、大きな問題はその後商店等を襲う暴動が起きていることだ。
貧富の差があり、社会の安定性がないことが第一の原因だが、それと同時に問題なのは、チリなどの中・南米諸国では、民族、人種毎に商売や経済の分野が決まっていることだそうだ。

中・南米では、電機機械販売はドイツ人、肉食業はポーランド人、金融はユダヤ人、自動車販売はアラブ人やインド人、八百屋等の小売商は中国人や韓国人、そして官僚や軍人はスペイン系というように、人種、民族ごとに分野が決まっていることが多いそうだ。
だから、こうした非常時になると、そこに人種的反感や偏見が基になり、暴動に発展してしまうことがあるのだそうだ。

中・南米で、そうした人種的境界がないのが、ブラジルであり、その意味では一番商売がしやすいのが、ブラジルなのだそうだ。
以前、ブラジル・ポルトガル語を勉強していたとき、中・南米で長い間仕事をされていた方から聞いた話である。
地震の被害から早く回復されることを祈念する。

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