山田真二

岡本喜八監督の『結婚のすべて』『若い娘たち』はどちらも、雪村いづみ、山田真二の主演だった。
この二人はコンビで、当時東宝の青春スターだった。二人とも日本人的ではなく、歌が歌えるところが共通していた。ミッキー・カーチスもそうだった。
山田の唯一の大ヒットは『哀愁の町に霧が降る』である。彼はとても歌が下手だったが、なんと東洋音楽学校付属高校だったらしい。
西欧人風ルックスだが、たいして人気にはならず、映画史的には舛田利雄の大傑作『紅の流れ星』で、浅丘ルリ子の恋人で失踪する(実は殺されている)役で残るだろう。

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