池上彰の解説番組を見ていた。
参議院選挙特集で、その中で、「第二次世界大戦で、日本が戦った相手は」という質問があり、「アメリカ・中国」と「ドイツ・イタリア」との二択だった。
ゲストの藤本美貴は、ドイツ・イタリアを選び、その理由として、
「だってアメリカとは仲が良いではないですか」と答えた。
信じがたいが、ある面では真実である。
1941年12月8日の開戦以前も、日本が最も仲が良く、相互依存関係が深いのもアメリカだった。
ドイツ、イタリアなどとはほとんど関係がなかった。一部インテリのドイツ崇拝はあったとしても。
でもなぜ、そのアメリカと戦争したのか、は日本近代史の大問題である。
結局は、中国問題であった。
満州事変以後の日本の中国侵略が解決できず、戦争になった。
これが、誤りだったことは、戦後日本が他国の侵略を一切せずに発展できたことで、証明されている。