賀寿老が使われていた

NHKのスペシャル番組の「日本と韓国の関係史」で、先週は1960年代の日韓条約締結の経緯だった。その中で、1961年、来日したいて韓国政府関係者との懇談の場として、「賀寿老」が使われていた。
賀寿老とは、長谷川一夫がやっていた料亭である。

言うまでもなく、長谷川は大映のスター兼重役で、大映社長の永田雅一は、自民党党人派の長、河野一郎の大スポンサーであった。
そして、河野一郎が韓国との国交正常化に大変興味を持っていたとは初めて知ったが、何か利権がらみのものがあったのだろうか。
そこで、長谷川が経営した料亭が選ばれたのだろう。

ここは、すでにない。
1971年に大映が倒産したとき、義理堅い長谷川は、「少しでも負債縮小の足しになれば」と永田に差し出したのである。
昔の大スターは、違うね。

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