わが世の春か  安倍晋三

テレビでニュースを見ていたら、いきなり安倍晋三が

「より速くぅー」「より高くぅー」と変な調子で歌っている。

一瞬、頭が変になったのかとびっくりした。

2020年のオリンピック招致のための評価委員の会合の席上のことであった。

それにしても、あんな変な調子の歌があったのだろうか、私は初めて聞いた。東京オリンピックの時に歌われたそうだが。

たしかに今や、安倍晋三は、わが世の春だろう。

民主党の党勢は一向に回復の兆しどころか、二番底、三番底に落ちそうだし、

日本維新の会では、石原慎太郎が風邪で体調不良の上、日銀総裁問題で、橋下徹大阪市長と国会議員の間に不協和音が聞こえている。

みんなの党も相変わらず、鳴かず飛ばずである。

向かうところ敵なしとはこのことだろう。

誰がこんな状況を想像しただろうか、だが安倍内閣は、発足以来、日銀総裁人事とオバマ大統領との日米首脳会談くらいしかやっていないのだが。

こういう幸運は、すぐに不運にも替わるものだから、奢る平家は久しからずとならないことをお祈りする。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする