憲法記念日に佐藤栄作を考える

昨日は、昼前から、関内のさくらワークスに行き、「神奈川の県立図書館を考える会」の定例会に出た。

行くまでが大変で、5月3日の「横浜パレード」のため、バスは到底乗れず、地下鉄も戸塚駅まで戻ってやっと乗れる。

近年、横浜では種々の事情から、7月20日のも、8月1日のも花火大会も中止になった。そのため、横浜の初夏から夏の大きなイベントはパレードだけになったので、多くの市民が来るのだろう。また、花火は見るだけだが、パレードは参加者も年々増え、参加者の関係者も見に来るので、観客が多くなっているのである。

「神奈川の県立図書館を考える会」の定例会は、2012年からの活動の成果、評価のアイディア・ソンだった。

私も途中から参加してきたが、4度にわたる「提言書」を出した結果、当初は紅葉ヶ丘の県立図書館の貸出の中止は完全に撤回され、今後に新館が増築されることになった。

また、川崎市にある県立川崎図書館についても、その蔵書のほとんどは、KSP(神奈川サイエンスパーク)に移されきちんと運営されることになった。

評価は、いろいろあるだろうが、私は自画自賛と言われても、大変に大きな成果があったと思っている。野球で言えば、逆転ホームランとはいかなくても、1点差の負けくらいには引き戻せたのではないかと思うと言っておく。

内容については、「神奈川の県立図書館を考える会」のページがFacebookにあり、昨日の意見交換の結果についても、今週末にはアップされるはずなので、参照していただきたい。

そして夜は、必ず行っている懇親会に行く。

ここで私は、安部晋三首相の2020年憲法改正に触れて、私は元首相の佐藤栄作を評価しないといけないのではと言っておく。

「なぜ」と驚かれるだろうが、佐藤栄作と岸信介とは、実の兄弟だが大きく異なる人間である。

岸信介は大変な秀才だったが、佐藤栄作はそうではなかったので、国には入れず国鉄、当時の鉄道省の職員になる。

そして彼は、そこでも中枢ではなく現場周りで、1945年3月の大阪空襲の時は、大阪鉄道局長で、大阪の大空襲に対処したのである。

だから、彼には戦争への強い反対の思いがあったと私は思うのだ。

沖縄返還も、今日ではその裏にいろいろあったにしても、戦争で取られた領土を無償で返還させたのは、公平に見ても大変な実績だと思う。

沖縄返還は、本来は当時の野党の日本社会党こそ自分たちの力で実現すべきものだったが、これを佐藤自民党によって行われたのは実に大きなことだった。

その他、非核三原則など、その裏はともかくとして佐藤栄作が行った平和への政策は評価できるものだと思う。

佐藤栄作、そして次の田中角栄は、自民党だが、その政策は巧みに野党の政策を取り込んでおり、その意味で本当の国民党の政権だった。

現在の小泉政権以後の、今の安倍晋三政権は、国民党政権ではないことは、誰にも明白だろうと思う。

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