昨夜は、セントラル・リーグの試合がなかったので、西武とロッテのゲームを見る。
最初から西武の投手岸孝之が良かったが、最後までロッテにヒットを許さず、井口の四球だけのノーヒット・ノーランを達成する。
この日の岸は、いつもよりも遥かにフォームが大きく、球はスピード・ガンで140キロ代だったが、明らかに低めの球が伸びていて、ズドーンという感じだった。
西武は、松坂以来、涌井など本格派の投手を上手く取ってくるのは大したものだと思う。
この岸を見ていて、ノーヒットノーランを8回までやっていて失敗したゲームを見たことがあることを思い出した。
確か、1957年の8月頃で、国鉄の村田だった。
巨人・阪神戦の前座ゲームで、当時は変則ダブル・ヘッダーと言い、同じ後楽園球場を本拠地とする巨人戦の前に、国鉄の試合も行われたのである。
国鉄・大洋戦だった。今のヤクルトと横浜である。
前座だったので、ろくに誰もきちんと見ていなかったが、9回に入るとき、前の方で誰かがノーヒットだと言った。
そして、国鉄の村田がマウンドに上がったが、その回に大洋の近藤和彦にライト前ヒットを打たれて記録は達成できなかった。
やはり、記録を達成するというのは大変なことなのであろう。
岸投手の記録をほめたいと思う。