創価学会・公明党のすごさ

明後日には参議院選挙の公示が行われるが、以前ある区にいたとき、創価学会・公明党の選挙のすごさに驚嘆したことがある。

区の福祉課長をやっていて、当時保護課に担当課長もいたが、保護費の支出などの経理については福祉課長の決済となっていたので、私のところにも被保護者の書類が廻ってきていた。

ある日、高齢の女性が入院していた病院から突然退院し、アパートで生活するとなっていた。

この方は、喘息で長期に入院していたのだが、若い時には薬物の使用もあり、相当に問題のある女性だった。

すぐに担当のケースワーカーを呼び、「あんな人を一人でアパートの変えて平気なのか」

「平気ですよ、2週間後には投票日ですから、その日までは創価学会が毎日面倒を見てくれるのですよ」

毎日、入れ替わり立ち代わり学会員がきて、炊事、洗濯、掃除など全部やってくれるのだそうだ。

本来、病院では病院投票があり、そこで入院患者は投票することができる。

だが、そんなことにはまったく関係なく、創価学会・公明党は、自分たちの独自の選挙運動をするのである。

そして、当日は一緒に投票所に行くのである。

ただし、患者側も事情はよく分かっていて、「選挙の時だけで、終わればまた入院よ」と言っていたそうだ。

そのとき、今の日本でこれほどの選挙運動をできる組織はどこにもないと実に驚嘆したものである。

            

共産党は、と思われるかもしれないが、日本共産党は基本的にインテリの党であり、歴代党首がほんとんど東大卒というすごい学歴の党である。

今度の選挙でも病院から退院してくる患者が日本のどこかにいるに違いない。

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