井上大助

先日見た『チエミの婦人靴』で、江利ちえみの相手役は井上大助だった。
ファンは、「井上ダイちゃん」と呼んでいた。

彼は、戦後すぐの東宝映画のアイドルの一人だった。
黒澤明の『白痴』にも出ているそうだが、記憶にない。
さらに成人後も、東宝で脇役で出ていたが、あまりぱっとしなかった。
元々が弱弱しい少年役だったので、1960年代以降は裕次郎のようなアクション映画スターの時代には、「お呼びでなく」なったのだ。
こうした弱弱しいタイプは、たまに松竹の佐藤裕介や郷ひろみと言ったところもあったが、これらは今やほとんど消滅した。
ダイちゃんは、1980年代に亡くなられた。

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