歌舞伎でも女性が出ることがある

昨日の東京新聞の朝刊の「本音のコラム」で、斎藤美奈子が、大相撲の女性問題について、

「歌舞伎とて裏方の女性が舞台に乗ることまでは禁じていまい」と書かれていた。

彼女とはお会いしたことはないが、30年くらい前に数年で潰れた雑誌『フォーリック』で同じ執筆者だったことがあり、そのころから「大変に優秀な書き手だな」と注目していた。

だが、これを読むと彼女は歌舞伎には詳しくないように見える。

歌舞伎も、女性を舞台に上げることがある。

波乃久理子は、東劇での歌舞伎『一條大蔵卿』に出たことがあるそうだ。ただし、4歳だそうで、女性といえるかどうかだが。彼女以外にも、大人になる前は、女性でも歌舞伎に出ることはあるようだ。

もともと、歌舞伎は出雲阿国に象徴されるように女性が始めたもので、結構柔軟な、というかいい加減なジャンルなのである。

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