『死の棘』のおかしなところ。
先日、小栗康平の『死の棘』が意外に面白かったと書いたが、1箇所おかしなところがあった。 島尾の子、伸一がブリーフ形のパンツをはいていることで...
先日、小栗康平の『死の棘』が意外に面白かったと書いたが、1箇所おかしなところがあった。 島尾の子、伸一がブリーフ形のパンツをはいていることで...
クールビズが話題だが、日本映画の中でいつ頃からサラリーマンは夏でもネクタイ姿になったのでしょうか。 1963年の黒沢明の『天国...
『死の棘』の映画版を見たのは、ものぐさ太郎さんのすすめによるもので、期待せずに見たが、意外に良かった。確かに、先日の鐘下演出...
昨年、秋吉久美子の初主演作『16歳の戦争』のときにも書いたが、映画監督松本俊夫ほど、評価の低い、不遇な監督も珍しいと思う。 川崎市...
川崎市民ミュージアムでは、このたび毎土・日・祝は必ず映画を上映することになり、今週から9月上旬まで「東宝のサラリーマン映画」として約30本が...
山本富士子はかなり上手い女優だと思う。市川昆監督の『私は二歳』などを見れば極めて自然な演技もできる役者であることが分かる。『憂愁平野...
フィルム・センターは満員になったが、映画はとてもつまらないものだった。豊田四郎の作品のなかでも、最もくだらないものに属するだろう...
これもスクリーンで見るのは初めて。久しぶりに映画の面白さを堪能した。それに主人公・桑野みゆきの孤独な淋しさには、胸を打たれた。そして...
『大空港』は、「エアーポート・シリーズ」の第一作目で、豪雪の空港で起きる様々な事件。成瀬巳喜男や豊田四郎も大好きだが、こういうはらはらどきど...
映画『動脈列島』(監督増村保造)で、FBI帰りのキャリア官僚田宮二郎がこう言う。今で言えばプロファイリングのプロだろう。 「我々は、今万全の...