『婚期』をまた見た。
三百人劇場で、『婚期』をまた見た。 最高だったが、この船越英次が演じる男の女性関係問題は、相当なもので、水木洋子脚本の良いものは皆複雑な女性...
「 映画 」一覧
『森の石松』と『宮本武蔵・完結編』
『森の石松』は、不入りで吉村が松竹退社のきっかけとなった作品だが、とてもよく出来た「石松もの」である。ただ、これには黒澤明の『酔いど...
『笑いの大学』は『笑いの幼稚園』である。
友人から「『笑いの大学』を見たが、とてもひどいではないか」とのメールが来た。 あれは『笑いの大学』ではない。 『笑いの幼稚園』か『笑...
『緋牡丹博徒』
言わずと知れた藤純子の『緋牡丹博徒』シリーズ１作目。脚本鈴木側文、監督山下耕作。音楽渡辺岳夫。 『緋牡丹』と言えば加藤泰の『お...
北条喜久子が出ていた。
かつて「霊感女優」として大変に騒がれた北条喜久子は、松竹京都の女優だったが、北条喜久と言っていた彼女が、『女の坂』で画家佐田啓二のモ...
『夜の河』と田中澄江
『女の坂』につづき名作『夜の河』を見る。 『女の坂』は、京都の老舗菓子店を継いだ娘岡田まり子の話で、女性を主人公にした商売ものの作...
いい加減な上映について
久しぶりのピンボケ上映に遭遇したので、昔の日本の映画館のいい加減な上映について思い出した。 フィルムセンターがピンボケ上映だったと...
フィルム・センターはピントを合わせろ！
『地上』が終わって千石で昼食をとり、地下鉄を乗り継ぎ無事京橋のフィルム・センターに行き、稲垣浩監督、阪妻主演の『江戸最後の日』を見た。 ...
『地上』
大正時代の大ベストセラー島田清次郎の小説の映画化、とは言っても原作はかなり支離滅裂なもので、新藤兼人がほとんど創作したようだ。 島...
『婚期』が最高だった
三百人劇場の吉村公三郎監督の『婚期』が最高だった。 ホテル（春山荘とあったが、椿山荘のことだろう）の社長の船越英二とその妻京マチ子...