『愛情の決算・2』
私は、基本的に同じ作品について、2度、3度書かないことにしているが、これは非常に面白くて、書き残したことがあるので書く。 まず...
私は、基本的に同じ作品について、2度、3度書かないことにしているが、これは非常に面白くて、書き残したことがあるので書く。 まず...
先日の鎌倉市川喜多記念映画館での原節子特集で満員で入れなかった1956年の佐分利信監督の問題作。 今日出海の『この十年』が原作で、戦後...
1961年の芸術祭参加作品の『世界大戦争』を見た。見るのは二度目で、一番印象に残るのは、中北千枝子が横浜から東京に戻る道で倒れた奥を団扇太鼓...
1933年に作られた特撮映画の名作、同年夏に円谷英二は京都でこれを見て、本格的に特撮映画を作ることを決意する。 製作のRKOは、当時不振続き...
2013年に出した『黒澤明の十字架』や去年の『小津安二郎の悔恨』について、裏目読み批評ではないかと言われることがある。 裏目読み批評とは、1...
『アニメ・プロデューサー鷺巣政安』には、傑作なことが書かれている。 但馬オサムが、うしおそうじ氏から聞いた話として、谷口千吉が90...
1952年7月、宝プロでの加藤泰の監督作品。「加藤が、こんなものを作っていたの」という感じの音楽喜劇。 清水港に次郎長の子分になりたいと若者...
松山善三が亡くなられた、91歳。 この人は、やはり本質は脚本家というべきで、松竹の他、大手の各社に脚本を提供している。 最近、格差婚というの...
「あるダンサーの肖像」となずけられたドキュメンタリー2本、モダン・ダンサーのアキコ・カンダを追ったもので、後編は肺がんの末期になった秋子を対...
1957年、加藤泰の東映での初監督作品、主演は大友柳太朗で、江戸で医者をやっているが、元は松代藩の藩士だった。 場所は不明の座敷から女(長谷...