文化人類学者の山口昌男氏が亡くなられた、81歳。
この人の本の熱心な読者ではなかったが、かなり読んだ方である。
そして、驚いたのは、その旺盛な好奇心である。
今から30年くらい前から、東京で河内音頭のイベントが夏に、朝倉喬司さんをはじめ関東の河内音頭ファンの手で行われるようになった。
最初は渋谷のライブハウス、次はデパート屋上だったが、3回目から錦糸町になり、初めはパチンコ屋の2階だったが、次の年からは駅前の公園になった。
その頃、見に行くと山口昌男がいて音頭に合わせて一人で熱心に踊っていた。
その時、中村とうようさんも見ていて、
「なんでも好奇心を持つんだね」と大変感心していられた。
中村とうようさんは、すでに2年前に亡くなられている。
錦糸町河内音頭大会は、今も夏の恒例行事として行われているようだが、随分と見に行っていないので、今年は見に行こうと思っている。