主役は都市の変貌である

評判の『ボーン・スプレマシー』を本牧ムービックスで見る。火曜日は男性1,000円なのだ。相当に荒っぽい映画で、1,000円がふさわしいものだったが。その後、となりのマイカル5番街に行き、食事をしようとすると店がほとんどない。インド料理、イタリア料理、なぜかあったトルコ料理店もすべてなくなっていた。奥に残っていた和食屋に入る。

聞くと、マイカルが潰れ、そのため更生会社から強制立ち退きを迫られ皆出て行ったとのこと。そして、債権者に売却し、債権者は新しい事業をするらしい。
となりにあったホテル・ルファールはとっくに潰れて壊わされて何もない。後はマンションなのだそうだ。

この和食屋も出てゆきたいが、まだ入居して4年目で厨房機器のリースも済んでいないので、出るに出られずということらしい。
バブル崩壊は、こんなところにも波及しているわけだ。
本牧ムービックスも前はマイカル本牧だったが、松竹が完全に買い取ってムービックスになったようだ。

『ボーン・スプレマシー』でも、もっともドラマチックで面白いのは、すっかり変貌したベルリンやモスクワの様子で、それは劇本体よりはるかに劇的に見えた。

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コメント

  1. 映画「ボーン・スプレマシー」

    ただのアクション映画で終わって欲しくなかったのに、私としては残念に思える内容でした。