朝日新聞の演劇評は正常なのか

新国立劇場の『アルゴス坂の白い家』について、昨日朝日新聞夕刊に山口宏子氏の批評が出ていた。
だが、否定的なのには驚いた。川村毅の脚本の非論理性に文句をつけても意味はないのだ。
それは、小林旭に知性がない、と言うようなものである。
川村毅は、非論理的で乱暴なところが魅力なのだから、そこを取ったら良いところは何もない。

朝日新聞の演劇評は、扇田明彦以来レベルの高さでは定評があったが、最近はそうでもないようだ。去年は、鈴木秀勝演出、平幹二郎、西村雅彦ら出演の駄作『ドレッサー』を誉めていて、これにはあきれたのだが。
大新聞だからと言って常に正しいとは限らないのは、当然なのだろう。

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