『大いなる眠り』


ハンフリー・ボガードの主演作ではなく、1978年のロバート・ミッチャム主演、マイケル・ウィナー監督のもの。
舞台は、イギリスにしてあり、依頼主の将軍役はジェームス・スチュワート。
二人の娘がふしだらで、起こした事件をマーローが調査して、最後は意外な結果に行き着く。

ロスから、イギリスに上手く変えられていて、マーローは、兵役でイギリスに来て、そのままいることになっている。
時代は、1970年代初頭くらいだろうか、イギリスの社会の退廃を基盤にしている。
イギリス社会の異端者アメリカ人という設定は、私立探偵という孤独な職業を上手く表現していると思う。
マーローが乗っているオープン・カーがカッコ良いが、私立探偵の身で、あのように立派な車に乗れるのだろうか。
ロバート・ミッチャムは、『さらば愛しき人』の再映画化にも主演している。
ハンフリー・ボガートとは違うが、なかなか雰囲気は出ていると思う。

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