北中正和さんにお会いした。

新国立劇場で、平田オリザの嫌味な芝居『その河をこえて、5月』を見た後、バスで渋谷に出る。
気分直しに音楽評論家・原田尊志さんの宮益坂の店「エル・スール」に行くと、音楽評論家の北中正和さんが偶然いられた。
北中さんにお会いするのは、「ウォーマッド横浜」でお世話になった時だから、十数年ぶりである。
相変わらずやせて、ひげを生やされていて仙人風だった。
「ブログを見てますよ」と言われ、体のことを聞かれ、説明をしていて、昔のお礼を言うのを忘れてしまう。その節はいろいろと有難うございました。この場を借りてお礼いたします。
北中さんはすぐに帰られるが、残ってレコードを探す。

『モデルノ・ノスタルジア・ブラジル』というドリス・モンテイロやマイーザ、カルロス・リラらが入ったボサ・ノバのオムニバスCDと、メリー・ホプキンのLP『ポスト・カード』を買う。『ポスト・カード』には、大ヒット曲『悲しき天使』が入っている。カメラはリンダらしい。
ジョー・ミークのLPもあったが、いずれ買うことにして、今日はやめて横浜に帰る。
平田の芝居は予想どおり不愉快だったが、エル・スールで良いレコードを買ったので、気分が晴れた。

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