ロシアに落ちた隕石の被害が話題で、あの程度の大きさの隕石ですら大変な影響を与えるのには驚く。
さて、隕石ではないが、惑星が地球に接近するので、地球そのものを動かしてしまうという映画があった。
1961年の東宝の映画『妖星ゴラス』である。
これを最初に見たのは、新丸子の映画館で、東宝の特撮映画特集の4本立てだった。
朝の10時頃から、8時頃まで見ていたと思う。
中学3年生くらいの時で、よく見たものである。
映画『妖星ゴラス』は、妖星が接近し、爆発するのを防ぐため、ついに地球連合は、極地にジェット噴射基地を作り、地球を移動させてしまうのである。
そのことによって、地球全土に洪水などが起きるが、それが映画のクライマックスなので、特撮映画としては、ややカタルシスに欠けた印象だった。
ただ、この時期の東宝の特撮映画の発想、アイディアはなかなかすごいなと思うのである。