先週の金曜日23日から昨日までの25日に富山県南砺市の福野で行われた「スキヤキ・ミィーツ・ザ・ワールド」に行き、久しぶりにイベントで興奮した。
まずは、福野に行くまでが大変だった。東京駅から上越新幹線で越後湯沢まで、東京駅からは伯母さんたちのグループが壮絶に喋っていたが、大宮から少年サッカーチームの合宿が乗り込んで来るとさすがに無口になる。
子供には勝てない。東大宮コスモスというチームらしく、彼らも越後湯沢で降りてゆく。
ここから直江津までが大変で、特急、急行は、富山付近の大変な豪雨で動く目処が立っていないと言う。
ともかくローカル線に乗るが、満員で立って行くが、最初の駅六日町でかなり降車したので、座れて、そのまま直江津へ。
直江津で降りた中には佐渡にフェリーで行く連中もいて、言うまでもなく鼓動の「アース・セレブレーション」にいく人たちであるが、元は新潟出身の仲間のようだった。
後から追いかけてきた特急に急いで飛び乗ってとりあえず魚津駅まで行く。
「ここが米騒動の魚津か」と思い、駅の外に出ると、「大学女子野球大会」の看板がある。
「魚津に女子大があったっけ」と思うが、翌日地元紙で読むと、魚津に女子大はないが、大会は魚津市内の球場でやっていた。
1時間遅れでローカル線が来たので、高岡、そこで城端線(じょうはなせん)に乗り換える。
「豪雨の影響で徐行運転しています」という、ほとんど歩いているような運転だったが、なんとか5時半過ぎに福野駅に着く。
ホテルまで歩くと約10分、夕食はこの日だけはホテルで取った後、8時頃にイベント会場に行く。
ヘリオスという円形劇場の前のテントには、サーラム海上さんもいて、飛行機で来たので時間通りだったとのこと。
そういう手もあったのか。
9時過ぎから笹久保伸さんの公演、ギターのテクニックもその高い音楽性も素晴らしいが、フォルクローレには興味がないので、2曲でホテルに戻る。
すると、ETVで野村萬斎がラベルの『ボレロ』を素踊(すおどり)姿で踊っている。
彼は、中央の式台にいて、その周囲を数十人の踊り手も踊っている。
冗談ではなく本気なのだ。
明らかに映画『愛と哀しみのボレロ』で紹介された、ジョルジュ・ドンの振付である。
それは確か著作権が登録されていて、他人は使用できないはずなので、違う手なのだろうが、そのアイディアは明らかにジョルジュ・ドンのものである。
こういうことを芸術家たるものがして恥ずかしくないのだろうか、それともジョルジュ・ドンに大枚を払い、その許可を得てのことなのだろうか。
ともかく野村萬斎の脳みその中を覗いて見たくなった一夜だった。
コメント
Unknown
あんな装束つけているのに素踊りとは言いません。
批判めいたことを書くのなら間違ったことを書かないで下
さい。
ありがとうございます
ご指摘ありがとうございます。
では、なんというのでしょうか、あれは。