新宿に行き、ブラジル映画の『聖者の午後』を見たが、近年にないつまらない映画だった。
サンパウロに住む3人の若者、年金暮らしの祖母と同居している刺青士の男、薬局の薬を横流ししてクビになる男、一応写真家らしいがポラロイド写真を撮っている女。
当然貧乏で、最底辺の暮らしの連中、これが特にドラマもなく、気のきいた台詞もなく、アクションも音楽もないつまらない作品だった。
その証拠に、隣にいた女性は、途中で出ていってしまった。
原題は、CORE で、ブラジル語では、色であり、日本語のタイトルの意味もよく分からない。
彼ら怠け者を聖者とは、これいかにと思う。
こんな映画でも、ロンドン・イーストエンド映画祭などで入賞していると言うのだから驚く。
新宿K’Sシネマ ここは昔の新宿昭和館である。