昨日は、関内のさくらワークスで、神奈川の図書館を考える会があり、途中から参加した。
県議会議員や川崎市議会議員の参加もあったが、最後の参加者からの意見の中で、川崎市役所が黒澤明の映画『生きる』の志村喬が課長を勤めている市役所のモデルであることを報告した。
下が、4月に世田谷美術館で行われた「東宝スタジオ展」の図録で、松山崇の手によるものだが、はっきりと川崎市役所と書かれている。
今は、どうなっているか知らないが、2階の中央に市長室がある。
このスケッチをもとにスタジオにセットを作って撮影したのであろう。
最後で、日守新一の職員が夕日の中を歩き、路面電車が通過していく。
これも、昔は川崎にも市電があったことをきちんと踏まえているのである。
会では、こうした由緒ある建物であるいずれ行われる予定の川崎市役所の再開発の中で、県立川崎図書館をぜひ入れてほしいと要望しておいた。