先週の土曜日は、「図書館の丘をめぐる町歩き」で横浜市中央図書館から紅葉坂の県立図書館まで歩き、そこで守屋輝彦先生のお話の後、映画で図書館を見た。
雨の中、20人以上の方が来ていただき、本当にありがとうございました。
町歩きの方は、私は都合で割愛させていただき、野毛山から紅葉ヶ丘に向かう。
県立図書館の小林部長のご案内で館内も見学する。
その後、会議室に戻って、まず守屋先生からは、戦後最初の公選県知事で、5期務められた内山岩太郎知事についてお話をいただく。
内山知事は、元は外交官で、戦後「これからの日本は文化国家を目指す」とのことで、昭和26年には近代美術館、
そして29年には図書館と音楽堂を建てたのである。さらに、相模ダムや汐見台団地も内山知事の企画とは初めて知った。
その後、石原裕次郎と浅丘ルリ子主演の1964年の日活映画『赤いハンカチ』と、園まりと高橋英樹の『夢は夜ひらく』、さらに1989年の斉藤由貴と山田邦子の『君は僕をスキになる』の図書館が出てくる部分を上映した。
百聞は一見に如かずで、当時の県立図書館の1階の閲覧室は、現在のように書架が林立しているのではなく、広々とした空間であったことを見ていただいた。
また、1989年当時の横浜市中央図書館は、昭和2年に作られたもので、内部はともかく老朽化した建物であった。
さらに、この時はまだカード式で、大江千里が、貸し出しの際に、手紙を斉藤由貴に挟むなどと言うシーンもあり、大笑いだった。
県立図書館の先進性が皆さんにも映像としてよくお分かりいただけたのは大きな収穫だったと思った。
コメント
平等な図書館
情報源としての、地域の図書館が果たす役割は大きいですね。新しい本なども、もっと早くに揃えていただくと、大変ありがたいですし、情報と学習には、格差がない事を、学生にも積極的に開かれる、昨今の図書館の姿にはあると思います。
識字率と、基礎的な学力の普及には、学校の役割が大きいですが、大人の話題とか、メディア、SNSなどを通した、情報の共有は、図書館が担うものだと思います。図書館を利用する事によって、ライフスタイルを変える人も多いのではないでしょうか。