リオ・オリンピックの序盤、柔道がメダル・ラッシュだが、見ていて試合が以前よりも非常に面白くなってきたと思う。
前回のロンドンのころからかなり良くなってきたが、昔欧州勢がよくやっていた、前半で適当にポイントを取り、その後は掛け逃げみたいな技で逃げて勝つといったやり方はなくなったようだ。
その代表は、2000年シドニー五輪での篠原信一の「世紀の誤審」だったが、今回はほとんど見られない。
私は、女子57キロの松本薫が以前から大好きで、本能的に出す技が素晴らしいと思う。
今回は、準決勝で1本負けしたが、負けても技のある選手の負け方は非常にきれいである。
そこに悔いはないと思う。
世界も1本勝ちの面白さ、爽快さが分かったのだろうか、ブラジルは柔道大国なので、観客も柔道をよく知っているように見える。