『おふくろさん』の台詞部分の追加をめぐり、作詞者川内が森進一に怒っているそうだ。
著作権法の著作者人格権の問題で、原則的には作者に無断では出来ないことである。
勝手に内容を変更できないのは当然。
歌詞の前の台詞の部分の追加で、作詞者でもある故保富康牛氏(『古時計』が有名だが、テレビの構成も多い)のものらしい。
芝居では、原作の台詞を役者が工夫して変えることはしばしばあり、泉鏡花の名作『婦系図』は、実はほとんどお蔦役の喜多村禄郎の創作だった。
歌においても歌手の工夫や演出による歌詞の変更や追加はあるはずだが、この場合はプロの作者によるものなので、相当に問題である。
要は、金で解決すると思うが。