共同通信系(神奈川新聞)に女優桂木洋子が、3月末に死んだことが出ていた。76歳。
松竹で清純派女優として多数の作品に出ている。
木下恵介作品が多く、『日本の悲劇』や『喜びも悲しみも幾年月』等がある。
作曲家黛敏郎と結婚し、引退ぎみだったが日活で蔵原惟善の傑作『ガラスのジョニー・野獣のように見えて』で、アイ・ジョージの昔の女で出ている。
因みに、この作品は芦川いづみ主演作で最高。
経歴では、その後の日活の『丘は花ざかり』が最後の作品らしい。
いずれにしても、1960年代以降の日本映画は、清純派が生きにくい状況になっていたので、当然だろう。
ご冥福を祈る。