『荒野の1ドル銀貨』

あまりに暑いので、外に出ないことにする。神宮球場では、母校の都立小山台が高校野球で準々決勝戦をやっていて、同級生には見物に誘われているのだが、暑さで止す。

相手は、巨人の阿部もいた安田学園なので、到底勝てないとも思っていたのだが、結果を見るなんと勝っている。次の準決勝は27日で、この日も予定があるので無理なのだが。

外に出ずに家にいて、録画しておいた『荒野の1ドル銀貨』を見る。言うまでもなくジュリアーノ・ジェンマのヒット作。イタリア製西部劇は見なかったので、初めて。

主人公は、銃撃戦で撃たれるが、胸に入れていた銀貨が弾から防いでくれたというもの。銀貨で拳銃の弾は防御できるのだろうかなどと言ってはいけない。

やたらに銃撃戦があり、人が死ぬ西部劇で、本場ものとは違う。マカロニウエスタンは、日本で結構ヒットした。日本映画学会会長の山本先生によれば、イタリア製の西部劇の前に、西ドイツや東ドイツでも、それぞれの国で作られていてヒットしていたのだそうだ。

日本映画学会の第3回例会で聞いた講演だが、大衆文化は世界で同時代的に起こるということの証左だと思う。

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