森繁久弥の上手さ
豊田四郎監督の傑作喜劇に『如何なる星の下に』がある。 戦前の高見順の浅草が舞台の小説を、1962年の佃島に変えたもので、とても面白...
豊田四郎監督の傑作喜劇に『如何なる星の下に』がある。 戦前の高見順の浅草が舞台の小説を、1962年の佃島に変えたもので、とても面白...
火曜日は休みなので、午後はフィルム・センターに溝口健二監督の『ふるさと』を見に行く。 新藤謙人の本等では、凡作とされているが、何事...
1950年、森繁久弥の初主演映画。 映画には、3年前の1947年に、衣笠貞之助監督の『女優』に出ているが、その後東宝はストライキで...
梨元勝が死んだ。 肺ガンで、タバコは吸わなかったそうだが、不摂生と肥満が原因だろう。 梨元が出た映画に、薬師丸ひろ子主演の名作『...
太平洋戦争の末期、樺太の真岡電話局で、ソ連の攻撃の前に、自死した女性交換手たちを描くドラマ。 『ひめゆりの塔』の樺太版である。 ...
テレビの『恐怖劇場』の『猫は知っていた』を見ると、主役で水木譲が出ていた。 共演の妹は島かおり。 どちらも東映、松竹で主演クラス...
1958年、山口淑子が外交官との結婚で芸能界を引退するときの引退記念映画である。 戦時中の『百蘭の歌』『支那の夜』『熱砂の誓い』の大陸三部作...
昭和13年、東宝で作られた大ヒット映画で、長谷川一夫と入江たか子の主演だが、長谷川一夫の名前では、最初の作品である。 松竹から東宝への長谷川...
昭和24年、東宝ストの後、山本嘉次郎が東宝を離れて、大泉スタジオ(現在の東映)で作った作品。 明治初期の品川に設定されているが、話...
松たか子がすごい。 昨年の『ヴィヨンの妻』に続き、今年も彼女が主演女優賞だろう。 本来、実に嫌な女なのだ。 裕福な家の専業...