テレビで、天皇ご在位20年の祝賀行事を中継していた。
明治天皇は、動画の映像はなく、大正天皇も多分ないだろう。
映像が多数あるのは、昭和天皇である。
白馬にまたがる代々木連兵場での姿など、昭和初期はニュース映画の時代だったので、多数の映像がある。
また、戦後の日本各地の行幸なども映像として公開された。
昭和天皇は、そうした戦争に関わる映画と玉音放送のラジオの天皇である。
それに対して、現在の今上天皇は、皇太子時代のご成婚のテレビ中継が、テレビ受像機の飛躍的増大をもたらしたように、テレビの中の天皇と言えるだろう。
もし、将来昭和天皇と今上天皇との差異性を比較されることがあるとすれば、それは映画とテレビの映像の違いだとも言えるだろう。