『八月の鯨』

『八月の鯨』

    三越劇場で劇団民芸の『八月の鯨』を見る。 一言でいえば、新派のような芝居で、こういう劇を民芸がするのにも驚くが、そういう時代になった...

『湯殿山呪い寺』

『湯殿山呪い寺』

こういう映画は、一番困る。評価しようがないからである。 なぜなら当たるだけのことを考えて作られているからで、ご苦労様、ヒットして良かったです...

『愛する』

『愛する』

遠藤周作原作の『私が捨てた女』の二度目の映画化で、1997年日活がナムコの中村雅哉社長の下にあった時の作品である。 この頃は、ナムコも景気が...

主な書評です

主な書評です

あるサイトから拙書『黒澤明の十字架』の書評を示せとのご意見があったので、以下に書くことにする。 <偉丈夫はなぜ徴兵されなかった>  映画...

『のぼうの城』

『のぼうの城』

和田竜の小説は、随分前に読み、大変面白いと思ったが、映画はそれほどではないように見える。 なぜか、主人公の野村萬斎はうまいし、佐藤浩一をはじ...

竹邑類、死去

竹邑類、死去

竹邑類(たけむら るい)、死去、71歳。 竹邑類と言ってもほとんど知らないだろうが、ダンサー、振付家、演出家として一部ではかなり有名な存在だ...

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厚生住宅について

昨日見た『サムライの子』に出てきた小樽市の市営住宅は、おそらく厚生住宅だと思う。 厚生住宅とは、戦後日本全体が急迫していた時代に、特に生活が...