裸は速いのか

オリンピックの競泳用水着の開発競争が話題である。
昔々の東京オリンピックのとき、メルボルン、ローマ、東京と女子自由形100メートルで3連覇したオーストリアのドン・フレーザーは言った。
「裸で泳げば、男子より速く泳ぐことが出来る」

当時、水着の面積は狭いほど摩擦が少なく速いと信じられていた。
だが、近年では必ずしもそうではないようだ。
勿論、水着の素材の改良が進んだからだが。

勿論、用具で優劣が決まるなど、スポーツ本来のフェア・プレーの精神に反する、との意見もあるだろう。
だが、そんな言い草を許さないほど、今やスポーツ・ビジネスとスポーツ産業は巨大化し、その競争は熾烈になっていると言うことだろう。

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