近所のビデオ屋にあったので、借りてくる。
勝新太郎と三船敏郎が共演し、さらに若尾文子まで出た大作は、なぜかあまり上映されず見たことがなかった。
昔、座頭市が来たことのある村に来る。
そこでは、ヤクザ等の争いがあり、三船が用心棒でいる。
最後は、二人の対決になるが、勿論決着は付けない。
監督は岡本喜八で、画面構成を含め細部は凝っているが、全体にあまりスカッとしないできである。
座頭市は、本来B級映画で、勝新の一人舞台の面白さである。
勝新太郎は、三船を立てて、その役を大きくしているが、やはり勝新の面白さにはかなわない。
全体としては、三船と勝の割合は、6対4くらいだろうが、7対3くらいにしないと、勝新の前では対等に感じられないのだ。
勝新太郎の役者としての大きさを改めて再確認した。
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座頭市と用心棒
監督 岡本喜八
出演 勝新太郎 三船敏郎 若尾文子 嵐寛寿朗 滝沢修 米倉斉加年 岸田森
カツシン、ミフネという昭和の日本映画を代表する大スターの共演。しかも、座頭市、用心棒という双方の代名詞ともいうべきキャラ。なおかつ大映、東宝と、お互いの映画会…