1962年に日本でも公開された、ブラジルのヌーベル・バークと言われた映画。
ポルトガル語の台詞はお手上げだったが、話は分かった。
構造としては、ゴダールの『勝手にしやがれ』と中平康の『狂った果実』を合わせたような作品。
それもそのはず、監督のルイス・ゲーラは、フランスで映画を勉強した人なので、中平の『狂った果実』も見ているはずだからだ。
無軌道な若者の、セックス、音楽、薬、自動車というのは、この頃の世界の映画に共通する内容である。
今週、京都に行ったのは、この映画のビデオを多分日本で唯一持っているはずの龍谷大学図書館で見るため。
龍谷大学図書館はすごい。
世界中のビデオが揃えてあった。
宗教系大学のすごさに改めて感心した。