『東宝見聞録』 磯野理(アスペクト)
1960年代の撮影現場とサブタイトルされているが、当時の東宝砧撮影所のことがわかる本である。 1939年に生まれた著者は、若い頃か...
1960年代の撮影現場とサブタイトルされているが、当時の東宝砧撮影所のことがわかる本である。 1939年に生まれた著者は、若い頃か...
早くも亡くなられた三国連太郎の追悼特集が行われているので、見に行く。 いずれも前に見ているが、篠田正浩監督の『処刑の島』と吉田喜重監督の『戒...
鯨神と呼ばれる、獰猛で巨大な鯨と鯨取りたちの戦い。 反捕鯨思想が瀰漫している現在では絶対に作られない大変貴重な作品である。 監督は大映京都...
土曜日は、図書室で読みたいものがあったので、フィルムセンターに頑張って清水宏監督作品を2本見る。 『人情馬鹿』と『母を求める子ら』で、どちら...
1963年、松竹大船で作られた中村登監督作品、脚本は松山善三、主人公の喜寿の祝いの父が伊志井寛なので、テレビの日曜劇場あたりが元だろう。 鎌...
横浜、本牧のダンスホールで働いている母桑野通子と一人息子で小学生の爆弾小僧との話。 彼は、学校で突貫小僧などから、母親の商売のいか...
清水宏監督作品では、もっとも有名でできの良い1936年の作品。 伊豆を行くバスの運転手で、道を譲る人たちにかならず「ありがとう」と...
松本清張が自作の小説『黒地の絵』の映画化を熱望し、そのため映画製作プロダクション霧プロを作ったが、映画化はできなかった。 同プ...
1958年、日蓮宗の信者としての永田雅一が念願で作った日蓮の生涯を描く作品で、非常に面白かった。 長年の叡山での修行から故郷の...
1983年、文芸賞を最年少で受賞した堀田あけみの小説の映画化、珍しいのは、高校の弓道部を描いていること。 弓道の映画といえば、戦時...