『女体』の時代的意味
恩地日出夫監督、団玲子主演の『女体』は、田村泰次郎原作の『肉体の門』と後日談『埴輪の女』を基にした作品で、シナリオも恩地が書いている極めて観...
『最後の審判』
ラピュタの武満徹音楽特集、堀川弘通監督、松山善三脚本のサスペンス映画。 堀川のサスペンスものには、『黒い画集・あるサラリーマンの証...
『洪吉童』
北朝鮮映画で、初めて面白いものに会った。 『洪吉童（ホン・ギル・トン）は、朝鮮半島の有名な民間伝承だそうだ。ネズミ小僧みたいなもの。 タイト...
最初の違和感
中田宏横浜市長に、私が一番最初に違和感をおぼえたのは、４年前の春だった。 当時いた区役所の行事に市長が来て、私も職員の一人として玄...
「ボリビアって、カリブ海のどこにあるの？」
中田宏横浜市長が、辞職を発表した。 任期途中の辞職で、だいぶ評判は悪いようだ。 ７年前、ある幹部から聞いた話。 あるとき、中田...
「金日成将軍マンセー！」
横浜のシネマ・ジャックで北朝鮮映画祭が行われている。 『春香伝』と『農民英雄』を見た。 『春香伝』は、朝鮮の有名な民間伝承で...
和田嘉訓について
１９６０年代中頃、日本の映画監督で大変期待された新人の一人が、東宝の和田嘉訓だった。 だが、１９６４年のデビュー作『自動車泥棒』は...
『宙をつかむ』
紀伊国屋ホールで、円の『宙（そら）をつかむ』を見る。 出来は悪くない。 演劇集団円の芝居を見るのは随分久しぶりで、前に見のは、西新宿にステー...
竹下首相の言葉
土曜日の朝日新聞朝刊の「政治コラム」で、星浩編集委員が書いていた、竹下登元首相の言葉が、大変興味深い。 彼は、こう言ったそうだ。 「...
『儀式』
日本映画専門チャンネルの大島渚特集。 大島は、ずっと見ていたが、１９７１年頃は、すでに大島にも興味をなくしていたので、見ていなかっ...