「大岡昇平展」に行く
大岡昇平の小説で最初に読んだのは、大学のとき『野火』で、実はあまり感動しなかった。 その後、30代で『俘虜記』を読み、大変に感動し...
大岡昇平の小説で最初に読んだのは、大学のとき『野火』で、実はあまり感動しなかった。 その後、30代で『俘虜記』を読み、大変に感動し...
だいぶ前に買って読まずにいたこの本を読んだのは、著者と私が出た都立小山台高校が、高校野球の決勝戦に出たからである。 小山台は、...
これはかなり珍しい種類の本である。作家北村薫氏の父親宮本演彦(みやもとのぶひこ)の若き日の日記を基にした評伝であり、昭和初期の横浜の...
藤富保男が死去されたことが新聞に出ていた、89歳。 藤富といっても、まず誰も知らないだろう。私も名前と、昔彼の詩を読んだことだ...
『小津安二郎の悔恨』が、「週刊金曜日」の本箱欄に出ていますよと、えにし書房の塚田さんが掲載紙を送ってくれる。 たった七行の紹介...
先日、あるところで電話していると、「指田さんですか」と聞かれ、 「本読みました、非常に面白かったです。小津の『非常線の女』には驚きました」と...
神奈川新聞と音楽雑誌『レコードコレクターズ』に、『小津安二郎の悔恨』の書評が出たので、掲載します。 ...
作家の佐木隆三が死んだ、78歳。 彼の作品では、やはり『復讐するには我にあり』がすごい。上下2冊の本だったが、読み始めて確か1日で読んでしま...
全国図書館大会で、出版社の代表から、「図書館の貸出が出版不況の原因であり、新刊本の貸出猶予制を求める」との声があったそうだ。 いまだに...
ドキュメンタリー映画の雑誌『NEO NEO』電子版に私が書いた書評が出ています。 文化人類学者で、コートジボアルの女性歌手ニャマ・カンテさん...