チベット観光ショー 『クラナゾ』
ヤン・リーピンの『クラナゾ』を見に行く。 一言で言えば、チベット観光ショーである。 幕開け前に、ステージの前面に天井までに届...
ヤン・リーピンの『クラナゾ』を見に行く。 一言で言えば、チベット観光ショーである。 幕開け前に、ステージの前面に天井までに届...
ロンドンの人材派遣会社のOLマーリーンの寺島しのぶが役員になったお祝いパーティーに、女性が集まって来る。 だが、それはイザベラ・バード(麻美...
言うまでもなく、演劇の起源に祭式があり、芝居と言うものには呪術的な要素がひそんでいるものだが、今の日本の演劇で最も呪術的な陶酔に溢れているの...
国立劇場の特別企画として『噺と節劇』の公演が国立小劇場であった。 まずは落語で、三遊亭兼好の『元犬』と桃月庵白酒の『四段目』で、兼好が言う...
劇作家の小幡欣司が亡くなった、82歳。 彼は、菊田一夫亡き後の東宝現代劇のエースだった。当時、新作劇を書ける脚本家は、小幡の他、『...
引き続き、神奈川芸術劇場でのTPAMに行く。 こういうフェスティバル、見本市の良いところは、それぞれのアーチストの本質が、単独の公...
勿論、新国立劇場での作品のすべてを見ているわけではないが、とかく批判の多い新国立劇場でも最もすぐれたものの一つで、新国立らしい意義のある芝居...
脚本家大久保昌一良が死んだ、63歳。 直接に会ったことはないが、彼が関係した芝居は何本か見ている。 1973年秋の『日本沈ポ...
宮本亜門や岡田利規の芝居を見たというと、 「なんであんなひどいものを見るの」とよく聞かれる。 勿論、今回は神奈川芸術劇場が出来たので...
宮本亜門演出、森田剛主演の三島由紀夫の『金閣寺』を見てあらためて分かったのは、市川崑監督、市川雷蔵主演の映画『炎上』がいかに素晴らしい作...