『カミサマの恋』
主人公のカミサマは、津軽にいて、悩みを持つ人の話を聞きき、神様に祈り、その声を告げてあげる女性である。 イタコとは違い、異常な憑依はせず、ご...
主人公のカミサマは、津軽にいて、悩みを持つ人の話を聞きき、神様に祈り、その声を告げてあげる女性である。 イタコとは違い、異常な憑依はせず、ご...
市川亀冶郎が、市川猿之助を襲名し、香川照之が市川中車になると聞き、「あれッ」と思った。 だが、調べると市川中車は、先代の市川猿...
1970年11月末、大隈講堂裏のケイコ場で三好十郎の劇『廃墟』を見ていた。 『廃墟』は、敗戦直後の日本を舞台とする芝居で、日本人の...
井上ひさし作、栗山民也演出のこまつ座の新作と思ったが、実は25年前に大船撮影所50周年で、映画『キネマの天地』が作られたとき、その続...
寺山修司作、蜷川幸雄演出の『身毒丸』は、節談説教の『信徳丸』を元にしている。 説教の『信徳丸』は、文楽や歌舞伎の「玉手御前」にもな...
『ほととぎす』とは、明治時代のベストセラー小説、徳富蘆花の『不如帰』のことで、それを元に1980年に宮本研によって書かれた戯曲である...
品川の新馬場にある六行会ホールで行われた、デフ・パペットシアターの公演に行く。 この『森と夜と世界の果ての旅』は、ナイジェリアの作...
スペインの作家ガルシア・ロルカの原作を元に清水邦夫が書き換え、ベニサン・ピット等で蜷川幸雄が演出してきた作品。 今回は、渋谷のBUNKAMU...
公平に見て、今やはり継続して良い劇を作っているのは、新国立劇場である。 多分、劇作にかける時間を初めとする条件が良いのに違いなく、...
演劇集団円の新作は、前田司郎の作・演出の『未だ定まらず』。 浅草田原町のステージ円は、1階がスーパーのビルの5階にあり、今度が初め...